ジャクリーヌ・デュ・プレ

2016年05月22日

 最近、懐かしい花をさがしに見えるお客様がいます。ダマスクローズ、ロサ・カニナなどなど。

 昨日は、「ジャクリーヌ・デュ・プレ」の花を見に来た方がいました。若くして亡くなった、女性
チェロリストの名前の付いたバラです。7~8センチの白い花弁から特徴的な、赤いおしべが無数
にたった特徴的なばらです。私の所では、おもにつるバラにありました。

 残念ながら、咲いているバラはありませんでしたが、どうやら、探していた方も、演奏家の様で
素敵な方でした。

 バラの名前で思い出すのは、「ビクトル・ユーゴ」。なぜか、昔、このバラの名前を覚える時に、
「ユーゴスラビアのおじさん」と覚えました。そうなると、「チトー大統領」の事かと勝手に思い込んで
いました。しかし、普通に考えれば、「ビクトル・ユーゴ」は「レ・ミゼラブル」ああ無情の作者でした。

 お客様から教わりました。こんな事だらけです。「ピエールド・ロンサール」は宮廷詩人、「天津乙女」
も人の名でした。

 バラの名前を付けるのは、作出者の自由ですが、とにかく覚えるのが大変です。今年もたくさんの
新しいバラが生まれているはずですが、その中からは、たくさんの幻のバラが出る事でしょう。
厳しい現実です。そんなバラを望まれると私も厳しいです。


Posted by エルローザ at 14:27│Comments(0)
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