大害虫アザミウマ
チョッと体調不良で、ブログさぼりました。
最近、非常に気になる、アザミウマの被害について書きます。
今日来たお客様も、アザミウマの被害に困っていました。
蕾のままで、花が咲かないとの事。最初はボトリチス(灰色カビ病)かな
と、思って消毒の方法など教えていたのですが、うちのバラの蕾を見て
これと同じと言われて、アザミウマの被害とわかりました。
黒斑病も怖いですが、アザミウマ(スリップス)の被害もでかいです。
4月から10月位が被害期間ですが、特に暑い時期は被害が顕著です。
折角開いた花の縁が茶色くすれた様な状態になり、鑑賞価値が無くなり、
ひどくなれば、奇形花のようになり、蕾が開かない事もあります。
アザミウマの種類は200種以上あるそうで、その種類により農薬も効く
効かないがある様で、消毒の際は、アザミウマの種類を確認しないと効果
が無い様です。私がバラ栽培を始めた頃には、外来種のミナミキイロアザミ
ウマが日本全国に蔓延したらしいです。この虫に効く薬はあまり無い様です。
露地でも越冬しますし、開花中の雑草がある場合は、その中には確実に
います。雑草を取るのが重要です。土の中にもいるので、消毒の場合は
土に播くタイプと花に掛る水和剤を併用して下さい。
薬剤は、アドマイアー、アファーム、ベストガード、モスピランなどなど、
薬剤抵抗性が出やすいので、薬剤を変える必要があります。