バラの夏越し

エルローザ

2010年07月31日 11:30

天気予報では、まだまだ暑い日が続きそうです。
庭園のバラ達も、少々バテ気味です。

蒸散が激しく、水かけに注意しないと葉焼けを起こします。
葉の一部が脱色したように白っぽくなったりします。

この時期のバラの花は小ぶりで、色や形も春のものとは全く違います。
バラの樹にとっては蕾を作ったり花を咲かせる事は、大変なエネルギーの消耗です。

樹に負担を掛けない様な手入れが求められます。

まずは花を咲かせない事。
そのため、蕾や花を採ってしまいます。

せっかくついたのにもったいない!と思われるかもしれませんが
蕾や花を採る事によって、葉で作られた養分はバラ本体に蓄積されます。
わき芽が出てきますが、それも基から採ります。

このやり方をするバラは、比較的丈の高いもの。背丈の低い樹はソフトピンチをして樹高を上げる手入れをします。

この花や芽をとるやり方は「フラワリングアウト」と言います。

この方法で夏越しをして、9月の1日~5日頃を目安に夏の剪定をします。
すると10月中旬にはきれいな花を咲かせることが出来ます。

最近相対的に気温が上がっているように思われるので、剪定の時期を若干遅らせても良いかも知れません。

みなさんのお宅のバラは元気ですか?

関連記事